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専門家に聞く!タブレットを使うときのセキュリティ 3つのポイント

ご家庭や会社など、あらゆるシーンで活躍するタブレット。利用するユーザーの増加に伴い、金銭を狙うウイルスや詐欺メールなど、悪質なものが増えてきており大きな社会問題にもなっています。被害に遭わないためにもセキュリティ対策はしっかりとしておきたいところ。今回は、タブレットを使うときに注意したい3つのポイントを「NTTドコモ プラットフォームビジネス推進部 セキュリティサービス担当」のステファンさんに伺いました。

ポイント1 怪しいメールやWebサイトは開かない

近年、急増しているのが「フィッシング詐欺」と呼ばれる詐欺の一種です。これは、実在するサービスを装った偽サイトに誘導し、クレジットカード情報、IDやパスワードといった個人情報を盗み出すというもの。大きな被害につながることも多く、各所で警鐘が鳴らされている詐欺行為です。

このフィッシング詐欺、皆さんが普段からよく利用しているメールやSMSが最初の手段として用いられています。フィッシング詐欺のメッセージには、ユーザーの興味を引く内容を記載しているのが特徴だとステファンさんは言います。

「例えば、運送会社を騙って『荷物不在のお知らせ』というメッセージを送ります。この文面だと、すぐにアクセスしないといけないと思ってしまいますよね。このように、ユーザーの心理を利用した文面が記載されているのが特徴です。これ以外にも、銀行などの金融機関を騙って『今すぐパスワードを変更してください』といったように、ユーザーの不安を煽る文面を送るケースもあります」

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※画像はイメージです。

送られてきたメッセージにはWebサイトへのリンクがあり、これを開くと本物そっくりに作られた偽サイトが表示されます。ここで入力フォームに情報を入力したり、サイト内のアプリをインストールしてしまうと、個人情報がまんまと盗まれてしまいます。

このように悪質なフィッシング詐欺は、どのようにしたら見抜けるのでしょうか?ステファンさんはよく文面を読むことが重要と指摘します。

「このような詐欺メールは、主に海外から送られてきます。そのため、日本語におかしな点が多いことが特徴です。以前に比べて日本語は上手になってきていますが、よく読むと不自然な点が多くありますので、メッセージの文章はしっかり読むことが大切です。また、企業や団体が名前も名乗らずにSMSを使うことはありません。少しでもおかしいと思ったら、絶対にリンクを開かない。これを守れば被害を防ぐことができます」

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ポイント2 アプリのインストールに注意する

ステファンさんによると、Webサイトを見ているときにアプリをダウンロードさせるという手口も流行しており、被害が増えてきているので注意してほしいとのことです。

「Webサイトを見ていると、突然『ウイルスに感染しました』というメッセージを表示し、ウイルス対策アプリをダウンロードさせようとするものがあります。このアプリが実は偽物で、さまざまな悪さをするのです。実際に起こった事例では、不審なSMSがきっかけでインストールしてしまったアプリから個人情報が漏れ、不正決済に使われてしまったり、そのアプリが連絡先に登録されているアドレス宛に同じSMSを自動送信してしまい、利用者自身が加害者になってしまったりという被害がありました。また、タブレット内のあらゆる情報を盗んだり、悪質なものは端末のデータを消す、起動できなくするというものもあります」

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「ウイルス感染や詐欺を働くアプリのほとんどは、公式ストア以外からインストールされたものです。つまり、Webサイトを見ているときに『アプリをインストール』させようとするものは、間違いなく怪しいと思って問題ありません。もしこのようなメッセージが表示されたら、すぐにそのページのタブを閉じれば大丈夫です。もしページが閉じられない場合は、ブラウザーを強制終了させてください」

もっとも安全なのは、公式ストア以外からはアプリをインストールできないようにすることです。このように設定するには、設定画面の「セキュリティとプライバシー」を開き、「提供元不明のアプリ」をオフにします。

※お使いのタブレットによっては設定項目の名称が異なることがあります。

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ポイント3 Wi-Fiスポットでは個人情報を入力しない

外出先でインターネットに接続するのに便利なのがWi-Fiスポット。無料で利用できるものも多く、活用している方は多いかと思います。しかし、Wi-Fiスポットを狙った脅威も存在します。

「街中には多くのWi-Fiスポットがありますが、いわゆる「フリーWi-Fi」と呼ばれるWi-Fiスポットの中には、通信の内容が暗号化されていないものがあります。このWi-Fiを安易に利用すると、悪意を持った人に通信を傍受されると内容を盗み見される恐れがあります」

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フリーWi-Fi以外で注意したいのが、「野良Wi-Fi」と呼ばれるWi-Fiスポット。これは誰が設置しているかわからないもので、接続しただけで通信の内容を盗んでしまう悪質なものがあります。

「野良Wi-Fiの中には、アクセスポイント名の中に携帯電話事業者の名前などを入れて、いかにも大手事業者のように見せかけているものもあります。このようなアクセスポイントを見抜くには、接続するのにパスワードが必要かどうか。野良Wi-Fiはパスワードが不要です。つまり、パスワードが不要なWi-Fiスポットには接続しないようにすれば、脅威を大分減らせます」

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パスワードを必要としないWi-Fiスポットは、「オープン」や「セキュリティで保護されていないネットワーク」などと書かれています。これらのWi-Fiスポットは、できるだけ利用しないほうがいいでしょう。

また、外出先でタブレットを使うときは、「人目のあるところで操作している」という意識を持つことも重要だとステファンさんは指摘します。

「インターネットの接続が暗号化されていて安心だと思っても、物理的に覗き込んで見られてしまう可能性がありますので油断は禁物です。特にタブレットは大画面ですので、覗き見には注意したいところですね。外では誰が何を見ているかわかりませんので、クレジットカードなどの個人情報を入力するような操作は控えたほうがいいでしょう。外出先では別に盗み見されても平気なもの、例えばWebでの調べものや動画を楽しむといった程度にとどめるのが安全です」

「あんしんセキュリティ」で安心感がアップ!

インターネットは今やなくてはならないツールです。安全に使うには、まずセキュリティに対する意識を持つことが大切とステファンさんは言います。

「被害に遭われた方に話を伺うと、『まさか自分が』とおっしゃる方が多い印象を受けます。『自分には関係ない』『自分は絶対に大丈夫』と考えずに、セキュリティの脅威は身近にあるという意識を持つことが大切です。怪しいものは開かない、近づかないといったように、細心の注意を払うことが大事なポイントです」

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しかし、いくら注意してもうっかりミスというものはあります。そこで活用したいのがドコモの「あんしんセキュリティ」です。

「『あんしんセキュリティ』は、タブレット内を検査するウイルススキャンを無料で利用できます。また、月額200円(税抜)で、危険なWebサイトやメールをブロックし、悪質なWi-Fiスポットを警告する機能など、さまざまなセキュリティ対策が利用でき、タブレットの安全を守ってくれます」

セキュリティを意識して安全にネットを使おう!

タブレットやスマホでインターネットを活用するには、まず安全であることが第一。セキュリティを意識すれば、多くの被害を未然に防止できます。高い意識を持って、安全・安心にタブレットを使っていきましょう。

ステファンさんのプロフィール紹介

D129-09.jpgカメルーン共和国出身。21歳の時に来日し、電気通信大学大学院卒業後、株式会社NTTドコモに入社。自動車と通信を融合した技術開発を担当。2017年よりセキュリティサービスの企画部門に異動し、不正サイト、悪意のあるWi-Fiや悪質なウイルスなど、スマートフォン利用時に直面するさまざまな問題への対策に日々取り組んでいる。




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